私がビオラを選んだ理由

いきなりビオラを弾き始める人は稀です。多くは、バイオリンやってた人がビオラの良さに気付いてビオラに転向するか、ビオラが人手不足のために、バイオリンやってる人が一時的に嫌々ビオラパートに入るようなパターンです。

私は変態なので、いきなりビオラです。いや、ちゃんと理由はあるんですよ? 私は広島出身なのですが、広島周辺で活躍されているビオラ弾きの方がいらっしゃるのです。中学校の卒業式の日に二次会的な謝恩会というイベントがあって、その際ゲストでいらっしゃったのが沖田さんでした。旦那さんがビオラで、奥さんがピアノ。夫婦で音楽活動されている素敵な方です。

沖田孝司オフィシャルHP
https://sites.google.com/site/okitatakashiofficialhp/purofiru

私の学校は中高一貫校だったのですが、部活で音楽をやりたいと思いつつ、身体があまり強くなかったこともあり中学校では体育会系の部活をしていました。と言っても卓球部なんですけどね…。高校からは音楽をやろうと思っていた矢先、沖田さんの演奏を聴いたのでした。私も当時は詳しいことが分かっていないので、弦楽器やるならバイオリンだろうと思っていました。でも、沖田さんのビオラの音色を聞いて、あれ…、この音がバイオリンの音じゃないの? この音に感銘を受けてしまったのなら、バイオリンでは満足できないのではないか・・・。

そうして、高校・大学と室内楽でビオラを弾き続け、社会人になってからは1.5年だけオーケストラをやっていました。楽団での演奏に自分は向いていないなと思いつつ、ビオラはいつでも大好きです。しばらくしまったまま、日の目を見させてあげられていないシュベルツァー。ごめんけど、もう数年待っててね。落ち着いてから、また一緒に音楽やろうね。